↓完成したものの動画。ケースはレゴで作成。
■フィラメント管IV-9
購入元は秋葉原の真空管屋さん。(サンエイ電機)
今売っているかはわからないけど、1個300円くらいだった。
データシートもネットですぐ見つかる。
http://www.tube-tester.com/sites/nixie/data/IV-9/iv-9.htm
ニキシー管と違って数Vの低圧で動き、1セグは20mAくらい。
Typの電圧は4.5Vらしいが、アルカリ2本の3Vでも十分光る。
手持ちの4つだと、ピンに限らず3V~5Vの範囲では、消費電流はほとんど変わらなかった。
一般的には共通の1ピンをGNDにし、7セグ相当の3~9ピンと右下のドットの2ピンに正の電圧をかけるらしい。
ダイナミック制御でもうまく光ったが、ネットの作例を見るとスタティックのものが多い。
ロングランでは試していないけど、ダイナミックだとフィラメントにダメージがあるのだろうか?
■PICによるスタティックドライブ
スタティックで点灯させるなら、駆動は1管8個なので4つなら32個必要。
20mA×32個なので最大640mAになる。1管あたりは180mA。
Trをいっぱい並べるのも面倒なので普通は7セグドライバIC(74HC4511)とかTrアレイを使うけど、手持ちで古いPIC(PIC16F648A)が大量に余っていたのでこれを活用する。
このPICは1ピンでぎりぎり20mA出せて、チップ単位で200mAまでOK。
IOもDOがRA0~4, 6, 7とRB0~7の15本がある。
ただし、RA4はオープンドレインなのでDOだと電流吸い込みしかできないので注意。
また、シリアルを使うならRB1:RX, RB2:TXも埋まる。
今回は、アノードコモンとしRA系で7セグを点灯、RB0で2ピンのドットを点灯、baud 9600のUARTで数値を受けることにした。
ネットで作例を探すと、1つのTXから複数のRXを繋いでもうまくいくようだ。
最初の1字でA~Dを送り、管を区別させることにした。
2文字目で表示内容を送る。
2文字 | ファンクション |
0~9 | 数字表示 |
! | 全消灯 |
スペース | ドット消灯(2ピン) |
. | ドット表示(2ピン) |
例えば「1234.」としたければ、シリアルで以下のコマンドを送る。
[A1B2C3D4A B C D.]
すべて消灯なら次のコマンド。
[A!B!C!D!]
■RX並列のテスト
基板を組んでからでは遅いので、RX並列でうまく管の切り分けが可能か確かめる。
上記ファンクションのうち、RB0にLEDを繋いでテストした。
左から順にA, B, C, Dで、[A!B.C.D!]とコマンドを送ると・・・。
結果、問題なく成功。
本当はPICごとに抵抗を繋いだほうがいいかもしれないけど、手抜きでPC側にだけ100Ωを繋いでいる。
あとは、基板を作ってIV-9とPICを繋ぐのみ。
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