ひょんなことから、久々にひよこのページさんのミニブースターについて実体配線することになった。
せっかく真剣に取り組んだので、ブログに画像をまとめます。
■2SK30A、通常の24mmボリューム
■2SK303、通常の24mmボリューム
ひょんなことから、久々にひよこのページさんのミニブースターについて実体配線することになった。
せっかく真剣に取り組んだので、ブログに画像をまとめます。
■2SK30A、通常の24mmボリューム
部品ボックスを整理していると、BC108とBC109が2つずつ見つかった。
大昔に、Fuzz Faceを作れるよう買いだめして、そのまま放置していたっぽい。
在庫整理を兼ねて、Fuzz Faceを作ることに。
回路図は「Fuzz Face Schematic BC109」などで調べればすぐに出てくる。
さすがに60年近く前のエフェクターなので、公知の技術として扱ってもよい気もするが、権利関係がよくわからないので直接は触れないでおく。
今回作った実態配線図は以下の通り。※TOP View、抵抗はすべて縦置き
こだわったポイントは以下の通り。多くのスイッチング電源ICは、参照電圧Vrefが一定になるようにスイッチングをON/OFFもしくはPWM制御してくれる。
基本は、「ほしい電圧になる抵抗の組は何か?」「特定の抵抗を組み合わせたとき、何Vを作る電源になるのか?」の2つが知りたい。
オームの法則で簡単に解けるけど、いちいち紙に書いたり電卓を使うのすら面倒なので、一発で計算してくれるツールを作った。
https://codepen.io/ullah/full/wBBpXxM
See the Pen 抵抗分圧計算機 by ullah (@ullah) on CodePen.
個人的には相当便利だと思うので、試してみていただきたい。
Champ 5F1もどきがうまくいったので、次は5C1を作ってみる。
というのも、Mini 5F1はMT9→MT7という並びがちょっとアンバランスに見える。
また、今まで5F1しか作ったことがないので、プリが5極管のときの音も聞いてみたい。
■真空管の選定
本家は、プリ6SJ7→パワー6V6GTという構成。5極管+5極管。
プリに使えそうなMT管を調べてみると、6AU6ファミリがちょうどよさそう。
パワー管は12AQ5を使いまわしたいので、プリ12AU6→パワー12AQ5の組み合わせに決定。
■回路図、実態配線図
回路図はhttps://www.google.com/search?q=5C1+schematicで探してください。
よくあるシングルアンプだが、初段はグリッドリークバイアスによって部品点数を削減しているのが面白い。
プレートがそのまま接地され、第1グリッドにはグリッドリーク抵抗5MΩをつけて、コンデンサを挟んで入力を受けている。
このカップリングコンデンサを除くと、初段のバイアスが崩れるので要注意。
■実物
で、できたのがこれ。
前作と違い、パワー管を少し左にオフセットさせている。
5F1で感覚をつかんだので、相当早く作れるようになった。
1番時間がかかったのは、プリ管に採用した12AU6のオークションでの到着待ち。
はらわたはこんな感じ。
だんだん感性がマヒしてきて、まだまだスペースがあるように感じてしまう。
今回は、3Dプリンタの活用範囲をさらに広げた。
FET固定だけでなく、コンデンサの固定台も作成。
OPトランスのネジと共締めできるようにしている。
手乗りアンプができた。音もいい感じ。ちゃんとFenderの音がしている・・・気がする。
いい具合にスタックできる。実態配線図。実際に作ったものとは配置が微妙に異なるが、回路は同一。
ぺるけさんの真空管式とトランジスタ式ミニワッターが完成してオーディオ環境は十分になった。次は真空管のギターアンプが欲しい。
実家に昔作ったChamp 5F1のデッドコピーはあるものの、音もボディも大きすぎる。
また、ずいぶん昔からB電源にスイッチング電源を試したいと思いつつ何度も挫折してきたので、そろそろリベンジしたい。
というわけで、信号は5F1系のフルチューブ、B電源は自作のチョッパー、A電源は12Vのスイッチング電源という構成で考えてみる。
■参考文献
真空管は熱い!さん:https://vacuumtuber.com/2024/10/29/post-2161/
前者は小型化、チョッパーの実装が大変参考になる。使うコイルの種類や値、FRDを1JU41にするなど、色々真似させていただいた。小型ケースに詰める技術も凄まじい。
後者は球と回路定数の選定で参考にさせていただいた。6V6系の選択肢として6AQ5があると知り、その家族の12AQ5を使うことにした。
■回路の実験
電源は12VからDC-DCチョッパーで250Vを作る。6V6よりも6AQ5のほうが耐圧が低いみたい。6Vを作るのが面倒なので、12AQ5にする。
定数は5F1と先人のものをほぼ踏襲。
ブレッドボードで試作。結構いい音。スピーカーは昔作ったFE83Eで、相性いい。
ケースを加工していく。TENTECさんに刺激され、タカチのHammond 1590A互換で組む。
真空管とトランスを載せたところ。
手乗りサイズなのに立派に真空管アンプなのが面白い。
VRを9mm角に付け替えたいのと、1.5kΩの抵抗が材欠なので、残りの実装は部品が来てから。